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murren vol.21: the Tama Hills

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『murren(ミューレン)』は「街と山のあいだ」をコンセプトに、身近な自然や山をテーマにした小冊子。日常のなかで自然や山の世界を感じていたい人たちに向けて、毎号ワンテーマ主義でこの本でしか読めない内容を展開しています。

第21号のテーマは、「the Tama Hills / 多摩丘陵」。関東平野の南西部、多摩川と境川の間に位置する丘陵地、多摩丘陵を取り上げます。多摩丘陵での人間の歴史は古く、一帯では、3万年前まで遡る、縄文遺跡が発掘されています。日本最古の歌集「万葉集」には、その形状から「多摩の横山」と詠まれました。現在では、1970年代からのニュータウン開発の土地として、その地形には変化が見られますが、今もなお、多摩の自然が色濃く残る山地、緑地、公園など、緑豊かな風景をみることができます。著者が「多摩丘陵を説明しようとすると、いつも『緑の島』という言葉が頭に浮かびます」と語るように、小さな山の連なりが続く、島のひとつひとつを紐解いていきます。

今号は、地図のように広げることの出来るポスター仕様。表面は、自然度の高いおすすめのエリアガイド、裏面は、多摩丘陵の概念図として、小さな山の連なりと位置関係を鳥瞰します。ひとつひとつの緑地や公園の名称からも、その土地の歴史や特徴を伺い知ることもできます。

また、各地の風景は写真を用いず、すべて阿部伸二による朗らかなイラストで描かれています。都心から1時間もあれば、気軽に訪れることもできる多摩丘陵。夏の日差しの緑の中を歩きたくなる、「ミューレン」らしい特集号。週末のお出かけのお供に。

※広げた時のサイズ:51.5 × 73.6 cm

大きさ: 12.8 x 18.2 cm
出版社: murren
出版年: 2017
デザイナー: 矢部綾子
ページ: 2 pages (ポスター仕様)
言語: 日本語 / Japanese

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