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mono.kultur #43: Fatima Al Qadiri

¥1,800 (+tax)

毎号ひとりのクリエーターにじっくりとインタビューを行うベルリン発カルチャー・マガジン「mono.kultur」。43号目はクウェート出身のミュージシャン&プロデューサー、ファティマ・アル・カディリ。セネガルで生まれた後クウェートで過ごし、その後ニューヨークやロンドン、そして現在はベルリンを拠点に、現代美術作家としても活動しているアル・カディリ。

『アキラ』の音楽を担当した芸能山城組や、ゲーム『ベア・ナックル』の音楽を手がけた古代祐三の影響を受けたという彼女。湾岸戦争の一年後に同戦争をモチーフにリリースされたゲーム『デザートストライク 湾岸戦争』にも大きな衝撃を受け、銃撃音や環境音以外のBGMがなかったそのゲームの架空のサントラを制作した。以来、「アジア的なるもの」や国家の暴力などを題材にしつつも、中毒的なインスト曲を生み出し続けている。

十代の頃、暇つぶしとして妹に父の服で男装させて撮影して遊んでいたという写真シリーズ『Bored 1997』が今号のビジュアルとして挿入されており、ジェンダーやセクシュアル・アイデンティティが制作の大きなテーマであるという彼女の表現の始まりを垣間見ることができる。また、いくつかのページには静電吸着のステッカーが貼られており、剥がしてその下にあるイメージを見ることができる。ステッカーには、彼女が現在手がけている性の交換とクウェートの伝統儀式にまつわる映像作品からのスチルがプリントされている。

*本号に日本語訳は付いておりません。

大きさ: 20 x 15 cm
出版年: 2017
印刷: カラー
ページ: 36
言語: 英語 / English

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