Menu
¥1,700 (+tax)
東京から与那国に移り住み、「相棒」の馬カディと暮らす筆者河田桟による、馬との暮らし方をまとめた一冊。一緒に暮らす、とは言ってもカディは森に、筆者は集落に住んでいる。それぞれが一緒に過ごす時間を重ねながら、互いにコミュニケーション方法を探る。「身体的に力がないだけでなく、気質的にも馬のリーダーになれるタイプではなかった」という筆者は、さまざまな試行錯誤の末に、パッシブに、弱い人間として馬と付き合う術を見つけ出す…と書くと少々ネガティブに聞こえるものの、文面は後ろ向きな感じではなく、むしろ心地よい穏やかさで満ちている。筆者が見つけ出した馬との過ごし方、それは「なにもしないヒト」として時間を重ね、「馬語」で対話を楽しむこと。そのようにして「はしっこ」で暮らす、一人の人と一頭の馬の豊かな関係性が語られる。馬だけでなく、動物たち、ひいては人との付き合い方についても考えさせてくれる(とはいえ押し付けがましくない)。ページをめくっていると、南の島で美味しそうに草を食べる馬たちの姿が浮かんでくる。「馬後手帖」の続編。ケース付き。
大きさ: 12.5 x 18 cm
出版社: カディブックス
出版年: 2015
印刷: モノクロ
ページ: 232
言語: 日本語 / Japanese
Tags
Error / エラー
Colophon
Illustration:
Quentin Chambry & Alexis Poline
http://quentinchambry.com/
https://www.instagram.com/quentinchambry/
http://deepseaadventures.tumblr.com/
https://www.instagram.com/alexis_poline/
Website:
Yota Shiraishi
http://yotashiraishi.org/