mono.kultur

mono.kultur #44: Trevor Paglen

¥1,800 (+tax)

毎号ひとりのクリエーターにじっくりとインタビューを行うベルリン発カルチャー・マガジン「mono.kultur」。44号目は、福島県の帰還困難区域内で開催されている「Don’t Follow the Wind」展にも参加中のアーティストのトレバー・パグレン。

「Don’t Follow the Wind」展が行われている帰還困難区域内は現在封鎖されているため、実際に展示が観られるようになるまでにどれ程の時間がかかるのかは誰にもわからない。そこで彼が展示する「Trinity Cube」は、人類初の核実験であるトリニティ実験の際に生成された人工鉱物トリニタイトを、福島の帰還困難区域内で集めたガラスを成型したキューブに閉じ込めたもの。

人目につかない場所に存在する米軍の秘密基地を特殊な望遠カメラで撮影した「Limit Telephotography」、特殊素材で作られ100の写真がエッチングされたディスクを人工衛星に取り付けた「The Last Pictures」、また、発信源を匿名にできるTorネットワークに接続できるWi-Fiスポットとしての彫刻「Autonomy Cube」など、宇宙、監視、時間、ネットワークの現代社会における問題を、スマートな作品とそれにまつわるテキストやリサーチで重層的に作り上げるパグレン。2018年には軍事・商業目的ではない、美術作品としては初となる衛星を打ち上げる予定。二ヶ月の間地球の周りを周り、太陽の光を受けて「星」のように目視できるそう。

インタビュー冊子とこれまでの彼の代表作を別個まとめたシートは、精密機器の梱包に使われる静電気シールドバッグに封入。

*日本語訳は付属しません。


大きさ: 20 x 14.7 cm
出版年: 2017
印刷: カラー
ページ: 20

言語: 英語 / English


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