mono.kultur

mono.kultur #39 Terre Thaemlitz

¥1,800 (+tax)

毎号ひとりのクリエーターにじっくりとインタビューを行うベルリン発カルチャー・マガジン「mono.kultur」。39号目は、マルチメディアプロデューサーであり、ライター、教育者、DJ…etcと、多岐にわたる活動で知られる、テーリ・テムリッツを特集。

ハウスミュージックは音というよりも状況なのです。100枚以上のレコードの中に、「ハウスってなんだ?」という声を聞くかもしれない。答えはいつも人生や愛、幸せについて、でたらめを書いたメッセージカードのよう。業界の人々はクラブが苦しみから逃れるオアシスであるかのように言いますが、苦しみは自分たちとともに、ここにあるのです。ハウスは普遍的ではありません。ハウスは強固な固有性を持つ場所なのです。

1980年代半ばのニューヨーク、テーリ・テムリッツはDJとしての活動を始め、クィアとトランスジェンダーのコミュニティや音楽シーンを牽引する存在であり続けました。関心があるのは、音楽それ自体ではなく、言語としての音楽と、クラブやジャンルが成立していった文脈だと語る彼。商業的なあり方とは徹底して距離を置き、批評的な立ち位置に身を置き続けている彼女のスタンスと思考は、音楽やクラブシーンに関わりのある方でなくとも、示唆的な内容となっています。彼自身の生い立ちから、現在の多岐にわたるプロジェクト・活動を包括する、格好の入門書です。
一部日本語訳つき。

大きさ: 20.0 x 15.0 cm
出版年: 2015
印刷: カラー
ページ: 46 pages
言語: 日本語 / Japanese, 英語 / English

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