疾駆 / chic 8th Issue

何気ない暮らしに横たわる豊かさに焦点を当てる雑誌、疾駆。ある土地の暮しと、その場所に寄り添う価値観を探る特集、そして様々な分野で活躍するアーティストやライター、音楽家などによる寄稿で構成される。八号目は「浅草」特集。小説家滝口悠生と歩く浅草、想いがけない風景や出会いが、一日の小さな旅をどこか物語めいたものに。最後に出てくる「江戸っ子」のおじいさん麻生さんと神谷バーで飲むシーンは特に印象的で、文面からその個性と場の雰囲気が立ち上がってきます。連載「モームとL PACK.」の特別版「モームとNAKAYOSI」では、昨年名古屋で開催されたアッセンブリッジ・ナゴヤの会場の一つ、UCO(旧潮寿司）での１日について。連載1回目に登場した「広島の男」が再登場。

他にも、畠山直哉氏との印象的な再会について綴った花代「かげろうのやうに」をはじめ、連載も充実。


大きさ: 20.4 x 13.3 cm
出版社: YKG publishing
印刷: カラー
ページ: 136
言語: 日本語 / Japanese