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YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 (3) / 水本アキラ

¥2,000 (+tax)

武田百合子が、夫である小説家の武田泰淳、娘の花と三人で富士山麓に住んだ13年の日々を綴った『富士日記』を丁寧に読み解いてゆく水本アキラ「YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日」、その完結編となる第三巻。

昭和41年末(1966年)から昭和51年(1976年)秋までの『富士日記』を、その他文献や水本によるテキストを交えながら読み進めてゆく。

新たに購入した日産ダットサンブルーバードやオリンパスPENのこと、不慮の事故で死んでしまった愛犬ポコ、吉行淳之介や三島由紀夫など同時代の作家たちのこと、富士山麓での暮らしや人々との交流、そして基地から盗み出した銃で連続殺人におよんだ永山則夫や、オリンピックやアポロ計画など当時世界で起きていたことに対する百合子らの反応、そして現代を生きる水本の視点が折り重なるように綴られる。

当時の一家の暮らしや周りの風景が眼前に広がってゆくような感覚を与えてくれる一冊。

出版年: 2023
印刷: モノクロ
ページ: 200 pages

YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 (2)
YURIKO TAIJUN HANA 武田百合子『富士日記』の4426日 (1)

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