Menu
¥1,600 (+tax)
写真家の植本一子と小説家の滝口悠生が2021年11月から22年4月にかけて交わした往復書簡をまとめた一冊。
「さびしさ」と「かなしさ」について、主夫的な立場にいることで見えてくるもの、あるいは結婚とは異なる関係性を模索したいこと、歩きはじめた幼い娘のこと、しばらく姿を見ない隣の部屋に住む高齢の女性のこと、生まれてくる子の性別を知った時の驚き(を感じた自分に対する驚きや、性を取り巻く規範への戸惑い)、妊娠している時に言われた言葉が自分の中で時間をかけて呪いから別のものへと変容したこと…。
それまで異なる暮らしをそれぞれに構築してきた二者が、周りの人びと含め、新たな関係性を見出してゆく過程が記されている。巻末に武田砂鉄「それぞれなんとかやっていて」を収録するほか、見返しには目黒の花屋「花すけ」が刊行するフリーペーパーに寄せたそれぞれのエッセイも掲載。きらりと金色に輝く箔押しが目を惹く表紙はO JUNの作品を撮影したもの。著者ふたりのサイン入り。装丁は飯村大樹、構成は詩人の藤本徹。
大きさ: 18.8x13.1cm
出版年: 2022年
印刷: モノクロ
ページ: 164 pages
Error / エラー
Colophon
Illustration:
Quentin Chambry & Alexis Poline
http://quentinchambry.com/
https://www.instagram.com/quentinchambry/
http://deepseaadventures.tumblr.com/
https://www.instagram.com/alexis_poline/
Website:
Yota Shiraishi
http://yotashiraishi.org/