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「僕ら」の「女の子写真」から わたしたちのガーリーフォトヘ / 長島有里枝

¥3,300 (+tax)

1993年に自身と家族が全裸で写った「Self-Portrait」シリーズで、アーバナート #2のPARCO賞を受賞しデビューした長島有里枝が、当時活動していた女性写真家たちの作品に対して批評家やメディアがつけた「女の子写真」という言葉に、「当事者から、異議を申し立て」た論文を書籍化したもの。

当時の雑誌や書籍など多くの文献をあたり、「女の子写真」を作り上げてきた言説やその環境を精査し、ジュディス・バトラーなどを引用しながらその言説の矛盾や、それによって起きた抑圧を分析してゆく。そしてアメリカで90年代に生まれた音楽やZineカルチャーなどに広がりを見せたライオット・ガール・ムーブメントを参照し、女性たちによる写真をガーリーフォトとしてフェミニズムの系譜で語りなおす。美術とフェミニズムの関係性について知るのにも最良な一冊。

大きさ: 19.4 x 13.5 cm
出版社: 大福書林
出版年: 2020
ページ:412 pages
印刷: モノクロ

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