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mono.kultur #49: Santiago Sierra

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毎号ひとりのクリエーターにじっくりとインタビューを行うベルリン発カルチャー・マガジン「mono.kultur」。49号目は、スペイン出身のアーティストでありアクティヴィストのサンティアゴ・シエラ。

貧困層や移民の人々に報酬を与えパフォーマンスに参加してもらうなどした作品が度々批判にさらされてきたシエラ。キューバでは30ドルを報酬として集まった男性たちの背中にタトゥーで直線を彫り、彼らを並べることで一本の線を描いた(同作への参加に対しスペインでは報酬をヘロインに)した作品や、さまざまなバックグラウンドを持った男性を集めて肌のトーンで彼らを並べるなど、展示されるたびに屈辱的かつ攻撃的であり、倫理に反するものだとの議論が起きてきた。

一方で難民の人びとを採用した作品では、法的に報酬を与えることができない彼らに期間中ギャラをこっそり支払っていたことが批判を呼んだが、そのスペースで監視員を務めていた男性は彼らよりも少ない給与で長年働き続けていたことが判明するなど、社会や美術館のいびつな構造にも焦点を当てた。

社会に存在する暴力や富の不均衡を炙り出し賛否両論を呼び起こしてきたシエラの作品や、そのキャリアが包括的に語られている。質の低いコピー機を使ったような印刷や見開きを多用した製本も目を引く。

大きさ: 20 x 15 cm
出版年: 2021
印刷: カラー
ページ: 56 pages
言語: 英語 / English

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