黒沼英之・石田真澄・工藤司「どこか似ている」

2024.10.8 (tue)- 10.20 (sun)
Open on 10.14(mon, national holiday) and closed on 10.15(tue)

launch party 2024.10.9 (wed) 17:00-19:00


黒沼英之・石田真澄・工藤司「どこか似ている」
写真家の石田真澄とファッションデザイナー・写真家の工藤司が、シンガーソングライターの黒沼英之と共に韓国・釜山を旅しながら撮影した記録がZINE『どこか似ている』として出版されました。その発売を記念した展示とジンの販売を行います。
会場では工藤が監督・撮影を行った黒沼英之の最新作「涙」のミュージックビデオの完成披露やトートバッグなども販売予定。
ぜひお越しください。
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黒沼英之の「涙」という楽曲の中に「ひとりきりはさみしい だけどどこか似ている」という一節がある。この一節からとられたZINEのタイトル「どこか似ている」は、石田と工藤が、黒沼英之というシンガーソングライターをそれぞれがそれぞれに撮影したこととは一見無関係のように思える。
しかしページの右と左とで撮影者が交互に入れ替わるZINEの構成を見ていくと、ふとした瞬間にどちらの写真なのかわからなくなる瞬間が訪れる。
ひとりの被写体を撮る行為は、写真家と被写体の関係性からして本来は一対一で行われるはずである。その関係性が崩れる感覚というのか、その揺らぎがこの作品にはあるような気がする。
それでいてその関係性に嫌味が感じられないのは、つまり彼らの旅それぞれが「ひとりきり」で行われていたはずで、それがどこかで交差する瞬間が「どこか似ていた」からではないかと思う。
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黒沼英之ZINE「どこか似ている」
撮影: 石田真澄・工藤司
デザイン: 米山菜津子
価格: 2500円(税別)
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黒沼英之
シンガーソングライター。
2012年10月「イン・ハー・ クローゼット」をリリース後、SPEEDSTAR RECORDS から2013年6月「instant fantasy」、2013年11月「パラダイス」、2014年2月「YELLOW ORCHER」をリリースし、音楽活動を休止。
2023年11月活動再開を発表、約10年ぶりとなるシングル「HOPE」をリリースした。 https://www.instagram.com/kuronuma_hideyuki/
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石田真澄
1998年生まれ。
2017年5月自身初の個展「GINGER ALE」を開催。2018年2月、初作品集「light  years -光年-」をTISSUE PAPERSより刊行。2019年8月、2冊目の作品集「everything will flow」、2021年3冊目の作品集「echo」を同社より刊行。2024年7月千葉県市原湖畔美術館にて展示に参加。 https://www.instagram.com/8msmsm8/
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工藤 司
沖縄県生まれ。東京在住。 
早稲田大学、アントワープ王立芸術アカデミー(ベルギー)に学ぶ。 JACQUEMUS, JW ANDERSONなどで経験を積み、帰国。 ファッションブランドkudos、sodukデザイナーとして活動を続けながら、写真家として活動。2020年より出版事業「TSUKASAKUDO PUBLISHING」を主宰する。 https://www.instagram.com/tsukasakudophotography

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