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「SET PICTURES: Behind the Scenes with Sofia Coppola」出版記念展/ here and there bis「Sofia’s Circle」

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小池アイ子
グラフィックデザイナー。1989年東京生まれ。セントラル・セント・マーチンズ大学グラフィックデザイン学部卒業後、village®に所属。2016年よりフリーランス。
aikokoike.com

小林エリカ
作家、マンガ家。著書に短編集に『彼女は鏡の中を覗きこむ』(集英社)コミックに『光の子ども1,2』(リトルモア)作品集に『忘れられないの』(青土社)など。春『マダム・キュリーと朝食を』(集英社)が文庫になります。

田村友一郎
アーティスト。1977年富山県生まれ。熱海市在住。日本大学芸術学部写真学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了。文化庁新進芸術家海外派遣制度によりベルリン芸術大学・空間実験研究所在籍。近年の主な展覧会に日産アートアワード2017、「2 or 3 Tigers」(Haus der Kulturen der Welt, ベルリン, 2017)、「BODY/PLAY/POLITICS」(横浜美術館, 2016)、「物語りのかたち」(せんだいメディアテーク, 2015)、メディアシティ・ソウル2014など。 2018年夏に京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAにて収蔵品を活用した個展を予定。

ミヤギフトシ
1981年沖縄県生まれ。東京都在住。映像、オブジェ、写真、テキストなど、多様な形態で作品を発表。2017年には小説『アメリカの風景』『暗闇を見る』(文藝2017年夏号、秋号)を発表。アーティストランスペースXYZ collectiveの共同ディレクターをつとめる。近年の主な展覧会に、「How Many Nights」(ギャラリー小柳、2017年)「Almost There」(ヴァルガス美術館、2017年)などがある。

2018.2.14(wed)-2.18(sun)
モームとL PACK.: 2018.2.14(wed) 14:00-
アーティストトーク:2018.2.18(sun) 17:00-

アンドリュー・ダーハムによる写真集「SET PICTURES: Behind the Scenes with Sofia Coppola」(2,500円+税)の出版と、here and thereによるソフィア・コッポラ作品への応答として作られたハンカチ文集の刊行を記念した展示「Sofia’s Circle」を開催します。

100部限定で展示販売されるハンカチ文集(2,000円+税)はhere and thereの林央子の呼びかけによるもので、参加作家は小池アイ子、小林エリカ、田村友一郎、ミヤギフトシの四人。彼女の映画や世界観に呼応するような作品が柔らかなハンカチ上で展開します。

「SET PICTURES: Behind the Scenes with Sofia Coppola」は、アンドリュー・ダーハムが撮り続けてきた撮影現場の様子をまとめた写真集。編集は林央子による。デビュー作から最新作「The Beguiled / ビガイルド 欲望のめざめ」に至るまで、監督やスタッフ、そして出演者らのリラックスした舞台裏の様子を伺うことができる。ユトレヒトの展示では、彼女のキャリアにおいて極めて象徴的なひと時を写した「Lost in Translation Award Season」の写真二枚を展示販売予定。

初日の14日(水)バレンタインデーには、コーヒー&お菓子スタンド「モームとL PACK.」も開催。作品を楽しみつつ、ゆっくりお菓子とコーヒーでお楽しみいただけます。

最終日となる18日(日)には、ハンカチ文集参加作家である田村友一郎とミヤギフトシ、そして林央子によるトークを開催。コッポラの作品や彼女の描く東京を手がかりに、映像を扱うことも多い作家ふたりが自身の作品について語ります。

 

アーティストトーク:2018.2.18(sun)17:00-18:30
登壇者:林央子、田村友一郎、ミヤギフトシ
参加費:1,000 yen (ドリンク付)

要予約・限定30名様 ※先着順
ご予約方法:
タイトルを「Sofia’s Circleトーク参加希望」とし、参加者名、人数、連絡先お電話番号を記載の上、info@utrecht.jpまでメールをお送りください。

*定員に達したため、ご予約を締め切らせていただきました。
*当日はトーク準備のため16:00でお店はクローズいたします。

 

ソフィア

ソフィアをおいかけてバックステージ撮り続けたアンドリューの写真集が出版されるにあたり、アーティストたちによるソフィア自身、ソフィアの創り出す世界、最新の映画、などへの応答を、ひとつの世界にして見せたい、と思いました。

ソフィアは日本人にとり、オシャレ感や身近なあこがれ感もありつつ、揶揄や、冷やかしの対象でもあり、この20年間ずっと不思議な存在でありつづける、ひとりの女性アーティストです。

メディアやファッション界は「ソフィアという商品」として彼女のプレゼンスをながめるだけであり、ソフィアが映画を通じて獲得したオーディエンスには、アーティストが多くふくまれる。にもかかわらず、彼女のプレゼンスはつねに、はかなく、不安定で、ちからをもちながらも無力で、言葉を持たず、あるのは共感と冷笑だけという長い時間が流れました。
1996年5月、『Baby Generation』(展覧会と写真集)をつくったときも、20年たって2018年2月にこの写真集をつくったときも、その状況は、それほど変わっていないのです。
ソフィア自身はカンヌ映画祭で監督賞を受賞、その賞は歴代で女性はたったの2人。細身のシルエットは保ちつつもやや貫禄は増してきた、とはいうものの。

そのはかなさ、パワーフルでありながらパワーレスな美しさに光をあててみて、形を与えることはできないだろうか。そんな気持ちから、彼女のそんなプレゼンスを可視化するプロジェクトに感心を向けてくれた4名とあたらしいサークルを築きたいと思いました。媒体は、4人の作家によるハンカチ文集です。(林 央子)