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作家の手料理 / 野村麻里・編

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石井桃子、伊丹十三、茨木のり子、尾辻克彦、草野心平、向田邦子など、30人の作家による食にまつわるエッセイをまとめたもの。

「季節を料る」、「つくる愉しみ」、「自然を食す」、「記憶と味覚」の四章構成。夫の武田泰淳が従軍時に教わったというすいとんを、有り合わせの野菜とたっぷりの茗荷で作る武田百合子の「すいとん」、「スパゲッティの正しい調理法」では伊丹十三が「アル・デンテ」に茹でた麺にバターを絡めた、「蕎麦でいえば「もり」」というスパゲッティ・アル・ブーロの作り方を披露、送られてきた塩じゃけをおろす祖父との楽しい記憶に結びついた石井桃子の「しゃけの頭」など、作家それぞれに異なる魅力的な文体で、日常的に作る料理、記憶の中にある料理のことが語られる。

現代ほど食材や外国の料理なども多くはなかった時代、季節の移り変わりや素材の美味しさ、そして日々の食事の喜びを鮮やかに描くエッセイ集。

大きさ::18.8x12.9 cm
出版年:2021年
印刷:モノクロ
ページ: 224 pages

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