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最後の挨拶 His Last Bow / 小林エリカ

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両親が「シャーロック・ホームズ」全集の翻訳者という家庭に育った四姉妹の末っ子リブロが、病に倒れた父と家族の歴史を紐解いてゆく「最後の挨拶 His Last Bow」。

医者の家系に生まれ、満州で幼少期を過ごした後金沢で終戦を迎え、エスペラント語に出会い、そして「シャーロック・ホームズ」の翻訳に携わる事になる父と、母。散らかった家と、テムズ川とリブロたちが呼ぶドブ川のある練馬で過ごした幼少期のこと、父の入退院と死、その後の東日本大震災、コロナ禍……。

シャーロック・ホームズの物語によって繋がり、広がってゆく家族のささやかな世界と、既存の物語が翻訳され読み継がれてゆくことで生まれる、新たな物語・生の可能性を描く表題作、そしてキュリー夫人が同席した交霊会に始まり、時空を超えた霊と人間との出会い、その途方もない模索を描く「交霊」を収録。

大きさ::19.54x13.6cm
出版年:2021年
印刷:モノクロ
ページ: 194 pages


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