ある日、彼女の母親に「知ってる?あなたがやっていることって”セルフィー”って言うのよ」と言われるまで、その言葉を知らなかったほど、彼女は自発的にセルフポートレートの手法を用い、継続して作品制作を行ってきました。現在インターネット上では、日々膨大な自撮り写真=”セルフィー”で溢れかえっています。fumiko imanoは、自身のプロモーションの一環として、instagramを利用し始めますが、そこで自身の”セルフィー”を発表することには抵抗があるといいます。「…somehow im shy about it and i believe it is going to lose the meaning of what I’ve been doing..」セルフポートレートとはなにか。”いいね”をもらうためでも、フォロワーを増やすためでもなく。SNS上のすべての自撮り写真と一線を画す、彼女の”avant=前衛的” セルフィーは、荒削りなDIYで作られた、小さなzineの中にあります。「all images taken by me copy righted forever and ever! “dont copy me!” lol xxxf 2017」(巻末文章より)