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石塚まこ「自由研究とルビンの壺」

2016.9.27(Tue) – 10.10(Mon,Holiday)
Closing Reception: 10.10(Mon,Holiday) 18:00-20:00

ストックホルムとパリを拠点に活動する石塚まこのアーティストブック『Collecting Distances』を始点とする展示『自由研究とルビンの壺』を開催します。

本書は個と社会との距離について関心を持ち続けている石塚が、さまざまな土地に暮らしながら描いてきたスケッチやメモ、そして地図などを随筆とともに編んだ一冊です。異なる土地に行くたびにその社会との距離感を測るようにスケッチをし、メモを取る。まるで地図のように思考の回路が広がってゆく日常のさまざまな事象からは、作品の片鱗が見え隠れし、ある一人の作家の制作プロセスを垣間見ることができます。

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photo by Stéphane Ruchaud

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《書籍概要》
タイトル:Collecting Distances
著者:石塚まこ
序文 Mats Stjernstedt
デザイン Audrey Templier
写真 Stéphane Ruchaud
助成 Längmanska Cultural Foundation発行:私家版
2015年/120ページ/240mm×170mm/ソフトカバー/380部限定
価格:3,000円 (税別)

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本展では、本のコンセプトである「(制作における)余白と脚注」からさらに飛躍し、彼女のスケッチブックを始め、所蔵書籍や友人の制作物などが展示・販売されます。拾い集められたさまざまなマテリアルとともに、展示スペースの周縁にも作品が忍びこみ、彼女の軽やかな逍遥の多様な探求と、いつも世界のどこかを歩いている彼女と対話を続ける人々との関係性が現れてきます。また、『Collecting Distances』に収録された随筆を中心に新たに編集、和訳された文庫本『振り子の回游』を、彼女の友人であるスウェーデンの家具職人のおじいさんによる、木製スツールに腰掛けてゆっくりとお読みいただけます。みなさまのご来場お待ちしております。

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ハンス・ベルイェ作『Collecting Distances』読書用携帯スツール ※写真はプロトタイプ版

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『振り子の回游』(2016)

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Rainbow after Rainbow(2009)

 

《作家プロフィール》
石塚まこ(いしづか・まこ)
神戸市生まれ、ストックホルムおよびパリ在住。神戸女学院大学文学部総合文化学科、Rietveld Academie、Malmö Art Academy卒業 。ヨーロッパ各地、トルコやブラジル、アルゼンチンでその土地の生活を経験しながら制作する。近年は建築ビエンナーレに参加するなど、都市空間や社会への介入プロジェクトを行って活動領域を広げ、2015年にはイリーカフェおよびピストレット財団よりプロダクション・プライズを受賞。 昨年のポーラミュージアムアネックス、今年のアーツ前橋での展示など、日本にも足が向かっている。近年の展示に『どうしてみんな花がすき?』(2016年 越後妻有 まつだい農舞台)、『Stereoscope on Society』(2016年 パリ Indice 50)、『Art Meets 03』(2016年 アーツ前橋)、『The New Vision』(2015年 東京 ポーラミュージアムアネックス)、『Fittja Pavilion』(2014年 ヴェネチア 建築ビエンナーレ)、『新芸術・建築ビエンナーレ』(2014年 ストックホルム Botkyrka Konsthall)など。Cittadellarte(イタリア)、Schlesinger Foundation (スイス) 、トーキョーワンダーサイト (日本)、Institut Français (フランス) 、URRA (アルゼンチン)、Capacete (ブラジル) 、IASPIS (スウェーデン)などでレジデンシープログラムに参加。 主な受賞に、ポーラ美術振興財団在外研修助成、文化庁在外研修助成、スウェーデン芸術助成委員会大型ブロジェクト助成、Helge Axelson Johnson財団リサーチ助成、IASPIS国際交流助成など。